漢方を美味しく飲む工夫があります。子供への飲ませ方も解説します。
こんにちは。加藤隆佑です。
漢方を飲むのが、苦手な方がいます。
そこで、顆粒(粉末)の漢方を美味しく、もしくは苦痛なく飲むコツをお伝えします。
もっとも大切なことは、やる気
漢方は、継続して飲むことが大切です。
そのために、漢方の効果をしっかりと理解してもらうことが大切です。
「こんなものが、本当に効くの?」
「漢方はまずいから飲めるはずがない」
このような、誤った固定観念を捨てることが大切です。
目次
漢方の顆粒が、口や入れ歯にくっつく場合
漢方の顆粒をお湯に溶かして、飲むと良いです。
たとえば、溶かしたものを500mlのペットボトルに一日分を入れて
シャッフルして飲み切るという方法もよいでしょう。
しかし、問題点があります。
顆粒がすべて、お湯にとけるわけではありません。多少なりとも顆粒は残り、そのために、うまく飲めない方もいます。
そのような場合は、顆粒をテーパックにいれて、60分くらい煮出してください
そして、煮出した液体を飲むとよいです。
漢方の匂いが気になって飲めない場合
漢方の顆粒を、お湯に溶かしたあとに、冷やして飲みましょう。
もしくは、冷水に溶かしても良いです。
そうすることにより、匂いが減ります。
それでも、飲みにくい場合は、オブラートを利用しましょう。
オブラートで漢方を飲む
オブラートに包んで、漢方の顆粒を飲むと良いです。
注意点ですが、薬を包んだあと、そのまま口に入れないでください。
口にいれる前に、オブラートを水につけてください。
徐々にオブラートがゼリー状に溶けてきます。周囲がゼリー状になったらオブラートに包まれた薬と水を一緒に飲み込みます。
ノドをツルンと通っていきます。
この方法でも、うまく飲めない場合は、もう一つ方法があります。
コーヒーミルで顆粒をさらに細かくして、料理に混ぜる。
コーヒーミルで顆粒をさらに細かくしましょう。
そして、それをハンバーグといった料理にまぜるとよいです。
りんごジュースで飲む
りんごジュースで飲むと、苦味が減ることがあります。
煎じて飲む漢方で、苦味が口に残る場合
煎じる漢方の中に、生姜、大棗といった漢方をミックスするとよいです。
そうすると、苦味が、和らぎます。
口の中に苦味が残りにくくなります。
ココアにまぜる
ココアに混ぜても、苦味が減ることがあります。
幼児や乳児が、顆粒の漢方を飲めないときの工夫
以下のような方法があります。
- 少量のお湯で練り、ほっぺの内側に塗る。
- 少量のお湯で溶いたものを、口の中に入れる。
- オブラートなどでゼリー状にして、飲み込ませる。
- パンに塗るチョコーレートクリームなどで、味をごまかす。
少量のお湯に溶いたあとに、抹茶、コーヒー、ココア、シロップなどで味付けをしてもよいです。
ちなみに、シロップは、処方してもらうことも、可能です。
以下のようなおかずの中に、混ぜることもできます。
- カレー
- スープ
- 味噌汁
- ノリの佃煮
- たこ焼きソース
- ホットケーキ
- クッキー
- ハンバーグ
より飲みやすくなることでしょう。
実際のレシピを2つ紹介します。
1、ホットケーキミックス150グラム、牛乳100cc、卵1個、漢方6袋
これらをよく混ぜた上で、焼く。
2、ハンバーグタネ300グラム、漢方6袋
漢方をハンバーグのタネに混ぜた上で、ハンバーグを焼く。
さらに、暗示をかけることも有効です。
「〇〇ちゃんは、これを飲めたら、ヒーローになれるよ!」
そして、飲めたら、大げさに褒めるとよいです。
さらに、以下のような心がけも大切です。
- 量は飲めるだけで、少しでも飲めたらよしとする。
- 飲む時期は、いつでも良い。飲みたいときに、飲んでもらう。
- 最初は、飲みやすい漢方から、トライする。
そうはいっても、子供の味覚は少しの違いをすぐに見分けることができます。
私の子供に、漢方を飲ませることに、非常に苦労した記憶は脳裏に焼きついています。
しかし、いろいろ工夫をしたら、ちゃんと飲んでもらえるようになりますよ。私の子供も、ちゃんと飲んでくれるようになりました。