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がんの治療において、口腔内環境をよくするための歯磨きのコツについて

 2020/08/03 抗がん剤と副作用  

こんにちは。加藤隆佑です。

抗がん剤治療によるトラブルをへらすために、口腔内をきれいにすることが求められます。

治療前に、歯科を受診して、口腔内をチェックしてもらうことが大事です。

本日は、口腔内を良い環境にするために、歯磨きのタイミングをお伝えします。

一番重要なのは、朝一番の朝食前の歯磨きです!

私たちは「食べたら磨きましょう」と幼い頃から言われています。以下のようなイメージがあるからです。

「食べる」→「口の中に、食べ物の残りカスができる」→「歯磨きで、きれいにする」

食後に、歯についたカスを取り除くことはよいことです。したがって、食後に軽くブラッシングして、歯についたカスを取り除くことは大事です。

しかし、もっと大事なことがあります。

朝一番の、朝食前の歯磨きです。

朝起きたときが、お口の中は、寝ている間に増えた細菌でいっぱいです。朝起きた時が、口腔内はもっとも汚いと、言えます。

歯を磨かずに飲食すると、口腔内の細菌が体内に入れることになります。

体調を崩しているときなどは、誤嚥性肺炎を引き起こす原因ともなります。

ちなみに、プラーク除去という視点からも、歯磨きは、食前にした方が良いです。

食前に歯磨きをして口の中の菌を減らしておけば、食事で糖質が与えられても菌が減っていて、酸が生じにくくなるからです。

できるだけ菌を取り除いておけば、酸は増えにくくなるのです。

逆に、プラークを掃除しないで食べた後は酸性度が高まります。当然、歯は脱灰されます。そして、ダメージを受けます。

食事の前にプラークを掃除すべきです。プラークがなければ、食べかすは問題を起こしません。

ということで、今後は、以下のような歯磨きをおすすめします。

1、朝起きたら、食事の前に歯磨き

5から10分くらい時間をかけてしっかりと!

プラークを取り除くことや、口腔内の悪玉菌を取り除くことに役立つからです。

2、食後は、食べかすを取り除く目的で、30秒程度の軽いブラッシング。

うがいだけでもよいでしょう。

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