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胃がんのステージ4でも克服を目指す!再発転移した部位別に、治療法を医師が解説!

こんにちは。加藤隆佑です。がん治療専門医として、小樽協会病院という総合病院で勤務しています。

さて、今日は、胃がんについてのお話です。胃がんで、ステージ4や再発といった手術ができない状況ですと、長くは生きられないと、途方にくれているかもしれません。しかし、必ずしも、そうではありません。

油断ができない状況であることは事実ですが、劇的に良くなる方がいらっしゃります。

希望を持ちつつ、治療を受けていきましょう。

胃がんを克服するために、これだけは知っておいてほしいことを書きます。

あなたが、副作用で苦しんでいるならば、もっと楽に治療を受けることも、できるようになります。

そして、胃がんを克服する確率を、跳ね上げていきましょう。

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ステージ4や再発で、抗がん剤治療は、本当に必要なのか?

ステージ4や再発の胃がんでは、肝臓、肺、腹膜、複数のリンパ節に、がん細胞がある状態のことです。がん細胞が、体に広く散らばっていると予想されます。

手術では、すべてのがんを、取り除けません。

一方で、抗がん剤であれば、血流にのって、体中にひろがったがん細胞に、がんを倒す薬の成分を、行き渡らせることができます。

うまく抗がん剤が効いてくれると、がんを抑えることに、非常に役立ちます。抗がん剤は、必要な治療の1つであることは、明白でしょう。

その治療により、体に広く散らばっているがんが、制御できたと予想される場合は、根治を目指した手術が、なされることも、あります。

しかし、すべての人に必要なのか?ということに関しては、答えはノーです。

その理由をお伝えするために、胃がんの抗がん剤治療について、もう一度、再確認してほしいです。

ステージ4、再発をした場合の膵臓がんの抗がん剤は、どのくらいの効果がある?

切れ味のよい抗がん剤と、そうでない抗がん剤がある。

ステージ4、もしくは、再発をした場合の抗がん剤としては、以下のものが用いられます。

1番目に用いられる抗がん剤(1次化学療法)

TS-1(もしくはゼローダ)+シスプラチン(もしくはオキサリプラチン)
TS-1単剤

上記のどれかが、用いられることが多いです。

1番目に用いられる抗がん剤は、切れ味は、よいお薬です。

2番目に用いられる抗がん剤(2次化学療法)
パクリタキセル(もしくはアブラキサン)+サイラムザ
アブラキサン単剤

切れ味は、1番目お薬に比べると、劣りますが、それなりに、効果はあります。

3番目に用いられる抗がん剤(3次化学療法)
オプジーボ もしくは イリノテカン

残念ながら、それほどの切れ味は期待できません。これらの治療法しか残っていないことになると、治療に手詰まり感を感じます。

そのような段階では、標準的な治療法以外の治療も、検討すべきです。

例えば、治験を受けることも、選択肢の1つにあがります。

また、胃がんの10~20%では、「HER2(ハーツー)」と呼ばれるたんぱく質が、検出されます。その場合は、ハーセプチンという分子標的薬が、併用されます。

 


さて、具体的には、以下のような感じで、治療を受けていくことになります。

「TS-1+オキサリプラチン」で、がんは、抑えられていた。

しかし、次第に効果が無くなり、「パクリタキセル+サイラムザ」に変更。

それも効果がなくなり、「オプジーボ」に変更。

主治医によって、用いる抗がん剤の順番が、異なることはあります。

もし、副作用に耐えられる体力が、それほどない方は、以下の3つの抗がん剤になることが多いです。

  • TS-1単剤
  • アブラキサン単剤
  • オプジーボ

読んで気づかれたかもしれませんが、胃がんの治療では、抗がん剤の選択肢が、それほど多くはないという問題点が、あります。

さらに、イリノテカンやシスプラチンは、強い副作用がでやすい傾向があります。

従って、副作用に耐えられる体力を維持することが、非常に重要なのです。

また、副作用に耐えられる体力がない方は、抗がん剤を受けるべきではありません。逆に、寿命を短くすることに、なりかねません。

オプジーボを受けるときの注意点

抗がん剤の効果は、1から2週くらいで、でてきます。

しかし、オプジーボの効果は、4から6週くらいしてから、でてきます。

つまり、オプジーボの治療を受けても、4から6週間は、胃がんは、大きくなり続けることが、多いのです。

オプジーボを受けて、4週くらいして、CTで検査をしたときに、がんが大きくなっていても、がっくりしないでください。

また、効果がでるまで時間がかかることを考慮すると、「がんが、あまりにも切羽詰まった状況では、オプジーボではなく、もっと効果の早くでる抗がん剤を用いた方がよい」ことも、あります。

また、免疫が疲弊している状態ですと、オプジーボの効果が十分にでないという報告もあります。

免疫の状態をよい状態に維持する心がけも必要ということです。そのようなことは、東洋医学的な治療(漢方など)が得意とする分野になります。

ちなみに、抗がん剤の効果は、以下のように、判断します。

2ヶ月間ほど、治療を行った上で、「CTや、がんの増え方の指標の1つである腫瘍マーカーの採血」で、治療の効果を判定

がんの勢いが強く、余裕がない場合もあります。その場合は、もっと短い期間で、効果判定をします。

適切なタイミングで、抗がん剤の効果の判定をすることが大切なのです。

適切なタイミングで、やってもらえるかは、医師の腕による部分も、多いところです。

「もっと早い段階で抗がん剤の効果判定を行い、別の抗がん剤を変更しておけば、もっと長く元気に過ごすことができたかもしれない。」ということも、あるということです。

次に、胃がんに用いられる、抗がん剤の効果をお示しします。

「TS-1+シスプラチン」は、腫瘍を平均約6ヶ月くらい抑える効果があります。

「パクリタキセル+サイラムザ」は、腫瘍を、平均約5ヶ月くらい抑える効果があるとされています。

以上が、平均的な成績です。

そして、一部の人は、劇的に効いて、手術ができるくらいになることもあります。

だからこそ、治らないと決めつけないで、治療を受けるというスタンスは必要です。

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腫瘍マーカーが増加してきたら、どうしたらよい?

定期検査の検査結果で、腫瘍マーカーが少し上昇することがあります。腫瘍マーカが少し上がった程度では、不安に思う必要はありません。

しかし、右肩上がりに上昇する場合は、注意が必要です。

たとえ、正常域内であったとしても、右肩上がりに数値が上昇するときは、がんが増大している兆候であることが多いです。

治療に、なんらかの工夫を付け加えないといけないサインと、言えるかもしれません。

胃がんの5年生存率を、実際は、高くすることはできる。

先ほど、お話したように、膵臓がんの治療では、抗がん剤の選択肢が、それほど多くはないという問題点が、あります。

そこで、標準的な治療法以外の治療も、常に念頭に入れてることも、大切です。

そのことが、より長期間に渡って、がんを抑えることに、つながります。



さて、上記のデータは、2006年から2008年の間に、胃がんの診断や治療を受けた患者様に基づいたデータです。

つまり、10年前の治療に基づくものですので、現在の発達した治療であれば、よりよい治療成績になっています。

以前に比べれば、胃がんの治療効果は、高っているのです。

さて、なかには、ステージ4でも、画像上、がんが、指摘できない状態に持っていく事ができるケースもあります。

ステージ4でも治ることがあるということを示すために、胃がんよりも、難治性のがんである膵臓がんを例にだして、お話しします。

肝臓転移があり、ステージ4の診断。抗がん剤治療で、肝臓の転移は消失。

しかし、膵癌のがんの部分は、大血管を巻き込んでいて、手術では、とれない状態。しかし、これ以上の抗がん剤治療の継続は困難であり、手術を試みることになる。

お腹の中を手術で見てみると、血管を巻き込んでいる部分は、がんではなく、治療により繊維化した部分であることが、判明。

最終的に、手術で、がんを取り除くことができる。

抗がん剤の効果を、増強させることは、できる。

抗がん剤治療の効果を、よりよいものに、することは、できます。例えば、ハイパーサーミア(温熱療法)を併用することも、よいでしょう。

よりよい治療結果につながるというデータも、複数あります。

保険診療で受けることも、できます。

東洋医学を併用すると、よりよい治療結果につながるというデータも、複数あります。


一方で、これらの治療は、十分に普及していないのも、事実です。主治医は、その治療のことを知らないがために、「そんな治療は、役に立たない」と言われる方も、います。

私も、以前は、自分の無知さで、「そんな治療は、役に立たない」と、感じていました。しかし、効果を肌身で感じてからは、「ハイパーサーミア」や「漢方」は、非常に有効な治療の1つと確信しました。

幸いなことに、最近は、漢方に理解を示してくれる医師が、増えてきています。

大切なところなので、もう一度、書きます。

病院の治療は、データも豊富であり、重要な治療法であることは、事実です。その治療法に、「ハイパーサーミア」や「漢方」といった枝葉をつけると、もっとよいです。副作用を減らすことにも、つながります。

あなたの今の治療に、簡単に取り入れられることを、つけ加えていきましょう。

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抗がん剤の副作用を、もっと取り除くことが、できる。

抗がん剤の副作用で、寿命が短くなることがある。

抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を与えます。

特に髪の毛、口や消化管などの粘膜、あるいは血球をつくる骨髄は、影響を受けやすいです。その結果、脱毛、口内炎、下痢が起こったり、白血球の数が少なくなることがあります。

その他、全身のだるさ、吐き気、手足のはれ、しびれ、心臓への影響として動悸(どうき)、肝機能障害、腎機能障害が出ることもあります。

こうした副作用が、どの程度出るかに関しては、個人差があります。

副作用が著しい場合には、抗がん剤の量を減らしたり、抗がん剤治療の中断を検討することもあります。

副作用がひどいと、体力を消耗するからです。高齢の方ですと、そのことがきっかけで、寝たきりになることもあるのです。

そのようなことは、寿命が短くなることにも、つながります。

あなたが、辛いと思っている副作用を、主治医に、しっかり伝えましょう。あなたが、伝えないと主治医に分かってもらえない副作用があるのです。

副作用対策をしてもらいましょう。

最近は副作用を、かなり取り除けるようになっていますよ。

抗がん剤の副作用を取り除くために、◯◯を伝えないといけない。

例えば、以前は、吐き気で悩まれる方が、非常に多かったです。しかし、最近は、そのようなことは、減りました。非常によく効く吐き気止めが、使えるようになったからです。

以前とは、比べものにならないくらいに、吐き気に悩まされずに、治療を受けられるようになってきています。

そのような事実があるにもかかわらず、吐き気に悩まされながら治療を受けられている方がいらっしゃるのも、事実です。

その原因として、以下の理由があげられます。

副作用で苦しんでいることを、主治医が把握できていない。
主治医が副作用対策を熟知していない。

本来であれば悩まなくてもよい症状に、悩まされることは、多いです。

普段から、医師とのコミュニケーションを、しっかりとることが、必要です。どうしても、副作用がとれない場合は、セカンドオピニオンで、他の医師の意見を聞きましょう。

私の外来にも、そのようなお悩みで、受診される方は、いらっしゃいます。

副作用の原因で、もう一つ忘れてはいけない理由は、過剰な量の抗がん剤が投与されていることがありることです。

もう少し具体的にお伝えします。

抗がん剤は、体重と身長から、投与量を計算しますので、体重が減ったならば、抗がん剤の量を、減量しないといけません。

しかし、なんらかの理由で体重が減ったにも関わらず、従来の体重の量で計算された抗がん剤の量が、投与されていることがあるのです。

それは、過剰な量の抗がん剤になり、強い副作用がでることになります。

体重の1kg程度の増減は、気にしなくてもよいですが、それ以上の体重の増減のときは、主治医に伝えるべきです。

抗がん剤による口内炎は、もっと楽にできます。

エレンタールという栄養ドリンクがあります。これを飲むと、抗がん剤によってできる口内炎を減らすことができるというデータがあります。

データの数は少ないのですが、その効果を実感して、診療に利用している病院も複数あります。

私もエレンタールの効果に驚き、よく用います。

広く普及していない治療で、あなたの主治医が知らない治療法であったとしても、効果的な治療法は、あるということは、覚えて欲しいです。

私の著書にも、エレンタールの効果のことを書いています。

諦めないでいろいろ調べてみると、あなたの悩みを解決できる方法があるものです。

ちなみに、私は、広くは普及していない治療方法であったとしても、しっかりリサーチします。

そして、再現性の高い効果があるものは、ブログなどで、書いています。

標準的な治療だけが、治療でないことは、知っておいて欲しいです。

抗がん剤による吐き気は、もっと楽にできます。

抗がん剤の副作用である吐き気を、もっと取り除くことは、できます。

最近になって、非常に効果のある吐き気止めがでたからです。

しかし、その薬を主治医が適切に用いることができないために、吐き気を取ることができていないケースを、たまに見かけます。

そのような可能性があるときには、セカンドオピニオンなどで、他の医師の意見を仰ぐのも、よいでしょう。

また、あなたが、吐き気で辛い事を、伝えたつもりでも、伝わっていないことは、多いです。

そのような場合は、主治医に伝えたいことを、短い手紙に書いて、外来の診察の前に渡すとよいでしょう。

確実に、あなたの伝えたい事が伝わります。

あらゆる手段を使って、吐き気を楽にしましょう。体力の低下につながるので、必ず解決しないといけない副作用の1つです。そして、多くの場合が、解決できる副作用でもあります。

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抗がん剤によるしびれは、もっと楽にできます。

胃がんで、よく用いられる抗がん剤の1つであるアブラキサンで、特に注意しないといけない副作用があります。それは、しびれです。専門用語では、末梢神経障害と呼ばれます。

後遺症としてしびれが残り、自分で歩く事が困難になったり、ボタンを自分でつけれなくなることもあります。

しびれに関しては、適切な対処が必要です。

主治医には、しびれがでたときには、報告して、適切な対処をしてもらいましょう。

しびれは、標準療法で用いられる方法では、十分に改善しないこともあります。そのような場合であっても、しびれを改善させる方法は、あります。

また、しびれが、なるべく、出現しないようにする予防法もあります。

代替療法的な手法を取り入れることにより、副作用を緩和させることも、できます。

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転移した部位に合わせた特殊な治療法と症状

肝転移と症状

肝臓に転移していると、ステージ4の段階になります。したがって、ステージ4の治療に基づいた治療を受けることになります。つまり、抗がん剤治療です。

肝転移が少数の数であり、肝臓以外にがんが存在せず、さらに、肝転移の状態が長期間にわたって落ち着いているときは、以下の治療法が検討されることもあります。

放射線治療
手術

症状に関してですが、「転移したがんが、肝臓の大半を、占拠した段階」に至ってから、肝転移による症状が、でることが多いです。

例えば、黄疸といった症状です。その位がんが広がらないと、症状がでないことが多いのです。

また、「肝機能障害がでたから、肝臓の転移が、悪化したのであろう」と心配される方が多いですが、そうではありません。大半のケースは、抗がん剤などによる肝機能障害か、「転移したがんが、胆管という胆汁の流れ道を塞ぐこと」による、肝機能障害や黄疸です。

リンパ節転移と症状

胃の周りの転移しているリンパ節ならば、手術で取り除くことになります。
この場合は、ステージ2かステージ3に該当します。

一方で、広い範囲に転移している場合のリンパ節転移は、手術で取り除くことは、不可能であり、ステージ4の診断となります。その場合は、ステージ4の治療に準じた治療、つまり抗がん剤治療が中心となります。

リンパ節転移が、一部分だけにとどまるときは、放射線治療を検討することもあります。

また、症状としては、大きく腫れたリンパ節が、神経に触れると、痛みがでます。腫大したリンパ節が、臓器を圧排すれば、それに伴う症状が出ます。例えば、転移して腫大したリンパ節が、胆汁の流れ道を、押しつぶせば、黄疸が出現するといった感じです。

どの部位のリンパ節に転移して、さらにそのリンパ節がどの程度、腫れるかによって、症状は異なります。

腹膜播種と症状

お腹の中に、腹膜という部位があります。そこに、種がまかれるように、バラバラと、がんが広がることです。ステージ4に該当します。ステージ4の治療に準じた治療、つまり抗がん剤治療が中心となります。

さて、抗がん剤でうまく制御できない腹膜播種のための、特殊な治療法があります。

お腹の中に、直接抗がん剤を投与するという方法です。腹腔内化学療法と言われます。腹腔内のがん細胞を制御するのに、有効な治療法です。

それによって、腹膜播種が綺麗に、切れるケースも、珍しくありません。

問題点として、この治療法が広く普及はしておらず、一部の施設でしか行われていないことです。

胃がんで腹水多量で、お腹がパンパンになったときの治療法

さて、腹膜播種がひどい状況になると、腹水がでます。腹水の量が非常に多いと、食事量が減り、全身の状態が悪くなることがあります。

そのような状況での、抗がん剤治療は、副作用のリスクが高くなるので、慎重に行わないといけません。

前述した腹腔内化学療法は、比較的副作用が少ない治療なので、全身状態がそれほどよくなくて、体力が消耗していても、安心して受けることができます。

また、腹水でお腹が張って辛いという症状をとるために、小さな針をお腹に一時的にさして、腹水を抜くことがあります。注意点として、腹水だけを抜くと、体の栄養成分も、抜けてしまうということです。

そのことを避けるために、腹水を抜いた後に、腹水を「ろ過+濃縮」して、腹水の中の栄養分だけを体内に戻す、腹水ろ過濃縮再静注法(CART)を行うことがあります。

胃がんによる痛みは、もっと、とる事ができる。

胃がんの治療を受けるときに、最も大切なことは、症状をとることです。

痛みがあるときは、痛み止めを飲む事になります。なかなかとれない痛みであるならば、モルヒネといった医療用麻薬を用いることに、なります。

痛みをとることを中途半端にして、治療を受けるべきでは、ありません。

痛みがある結果、食事量が減ったり、睡眠不足になって、体力が落ちる事もあります。体力が落ちると、病院の治療に耐えられなくなる事も、珍しくありません。

症状をとること、そして、体調を整えることを、第一目標にしましょう。その上で、病院の治療を受けましょう。

胃がんの治療では、その部分が、肝要になります。

胃がんステージ4や再発のすい臓がんは治る?それとも、末期で余命を数える段階?そして末期症状とは?

「ステージ4、再発=末期がん」と、思われがちですが、ステージ4でも、完治される方は、います。

私が考える末期とは、自分の力で歩くことも食事をすることもできないほど、弱りきっている段階と考えます。そのような段階にならない限りは、受けるべき治療はあります。

また、ステージ4(もしくは再発)にも、いろんな状況が想定されます。

肝臓に転移が1つだけある方
肺や肝臓に無数の転移のある方
すべての抗がん剤治療を試み、治緩和ケアを提案される方

上記の通り、ステージ4(もしくは再発)といっても、いろんな段階があるのです。

ステージ4や、再発であっても、寛解にもってこれることも、あるのです。

さて、ここでは、効果の期待できる抗がん剤治療が提案することができない段階の対応について、詳しくお伝えします。

このような段階は、病気に伴う心と体の痛みを和らげる治療、つまり緩和医療が中心となります。

痛みがあるときは、痛み止めの薬の量を調節する。
精神的に落ち込んでいるときは、カウンセリングを受けたり、抗うつ薬の量を調節する。

そのような治療を中心に行います。

もちろん、がんと診断された時期から、上記のことを、同時並行で行っています。「効果の期待できる抗がん剤治療が提案できない段階」は、そのことを、より強化していくということです。

緩和医療を受けていただくことも、より長く生きていくことにつながることは、証明されています。

抗がん剤、手術、放射線治療だけが、より長く生きていくための治療ではないことを忘れてはいけません。抗がん剤、手術、放射線治療を受けなくても、体調を整えることを心がけるだけでも、より長く生きていくことに、つながります。

漢方や薬膳的な食事といった東洋医学も、取り入れるべき価値のあることです。

そして、毎日の生活に、楽しみを持ちながら、生活できるようにしましょう。

ここまでについて、いかがでしょうか?

胃がんの治療の概要を分かっていただけたでしょうか?

あなたが、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、胃がんによる症状が楽になることもあります。

あなた自身も、胃がんを克服するために、知ってほしいことは、こちらにも、書いています。

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抗がん剤治療を受けるときに読む本

手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。

 

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ライター紹介 ライター一覧

加藤隆佑

加藤隆佑

加藤隆佑

癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医

医学部卒業後、秋田赤十字病院、手稲渓仁会病院で、消化器がんの診療に従事。現在は、小樽協会病院消化器内科主任医長

2015年には、緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」を出版させていただく機会をいただく。

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