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直腸がんの手術後に生じた排便障害という後遺症を解決する方法があります。

 2019/02/16 大腸がん  

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、治療に伴う後遺症の1つである便失禁をどうしたらよいかのお話です。

がんの手術によって、肛門周辺の括約筋という筋肉が損傷を受けると、便失禁をするようになることがあります。

たとえば、直腸がんの後に、このようなことが起きることがあります。

ちなみに、手術以外の便失禁の原因として、出産や糖尿病があります。

さて、治療ですが、まずは食事療法です。

便が下痢ですと、便失禁の頻度が増えるので、下痢気味の方には、食物繊維をとってもらいます。

人によっては、薬を使って、便が下痢気味にならないようにすることもあります。

同時に、骨盤体操をすることも大切です。

ここまでのことをすれば、約5割の方が改善します。

それらをやってみても、改善しない場合には、手術を考えます。

仙骨神経刺激療法です。

心臓用ペースメーカーと似た機会を体に埋め込み、排泄を司る仙骨神経に刺激を送ることによって、症状の改善を図る治療です。

はじめに、体の外から電気刺激を加えることを試してみて、それが効果のあった方に、体の中に刺激装置をうめ込むのです。

約7割の方が改善すると言われています。

こちらで、その治療法をやっている病院が分かります。

便失禁の治療は難しいのですが、できることを1つずつやっていくことが大切です。

また、大腸がんに負けない方法は、こちらで学べます。

ライター紹介 ライター一覧

加藤隆佑

加藤隆佑

加藤隆佑

癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。

がんの漢方外来も、運営しています。

これまでの経歴です。

医学部卒業後、秋田赤十字病院、手稲渓仁会病院で、消化器がんの診療に従事。現在は、小樽協会病院消化器内科主任医長

2015年には、緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」を出版させていただく機会をいただく。

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