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大腸がんの遺伝を予防する方法と、受けるべき検査について

 2018/11/28 大腸がんブログ記事  

こんにちは。加藤隆佑です。

大腸がんは、他のがんに比べると、遺伝的な要素が高いです。

つまり、血縁者に大腸がんの方がいる場合は、ご自身も大腸がんになる可能性が高くなるということです。

そうであっても、適切な対応をすれば、大腸がんで、命を奪われることは、ありません。

そのために、必要なことは、定期的に大腸カメラを受けることです。

そうすることにより、万が一大腸がんができてしまったとしても、早期発見できます。早期発見できれば、大腸がんは完治できます。

また、リンチ症候群という疾患があります。その遺伝子を持っていると、大腸がんになる可能性が高くなります。

リンチ症候群を疑う場合とは、以下のようなときです。

1、 家系内に少なくとも3名に大腸がん、子宮内膜がん、小腸がん、尿管あるいは腎盂のがんが認められる。

2、 そのうちの1名は、ほかの2名に対して第一度近親者(親、子、兄弟)である。

3.少なくとも、2世代にわたって発症している

4、少なくとも、1名は50歳未満で診断されている

このような場合は、遺伝子検査を受けることが、できます。自費の検査になり、数十万円かかりますが、心配ならば、受けてみると良いでしょう。

ただし、この遺伝子検査で異常がなかったとしても、家系の中で大腸がんの方が多いならば、他の方よりも注意しないといけません。

つまり、がんになりやすい家系であるならば、30歳代からがんの早期発見のための定期的な検査を受けるべきです。

最低でも、5年に1回は、大腸カメラの検査を受けると良いでしょう。

また、食生活などを改善すると、大腸がんになる可能性を減らせるというデータもあります。

定期的な検査と同時に、普段の食生活の改善をすることが、必要です。

このように対処していけば、大腸がんにより命を奪われることを避けるようにできます。

さて、食生活の工夫の仕方は、こちらで解説しています。

現役医師が教える!がんを克服するための食事療法

ライター紹介 ライター一覧

加藤隆佑

加藤隆佑

加藤隆佑

癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。

がんの漢方外来も、運営しています。

これまでの経歴です。

医学部卒業後、秋田赤十字病院、手稲渓仁会病院で、消化器がんの診療に従事。現在は、小樽協会病院消化器内科主任医長

2015年には、緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」を出版させていただく機会をいただく。

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