胃がんの手術後に、S-1+ドセタキセル療法が用いられるようになります。
こんにちは。加藤隆佑です。
今日は、胃がんの手術後の、再発予防のための抗がん剤治療に関してです。
再発予防のための抗がん剤治療を、術後補助化学療法と呼びます。その際に、用いられる抗がん剤が、変更となります。
変更点があるのは、ステージ3の胃がんの術後の抗がん剤治療です。
こちらの臨床試験の結果より、よりよい治療法が判明したのです。
「TS-1+ドセタキセル併用療法」が、ステージ3の胃癌の、手術後に用いられる抗がん剤に、なるということです。
従来の治療法よりも、胃がんの制御率が、高くなります。
ちなみに、ステージ2の胃がんの場合は、TS-1という飲み薬を1年間飲みます。その点には、変更はありません。
さて、胃がんステージ3の場合は、抗がん剤治療だけを、受ければよいわけではありません。