漢方は1日分を3回に分けて飲みます。
3回に分けて飲んだ場合の問題点は、昼の分の漢方を忘れることが、多くなることです。
もし、昼の分を飲み忘れることが多いときに限っては、1日分を2回に分けて、のんでください。
ちゃんと3回に分けて飲める方は、1日分を3回に分けて飲んでください。
ちなみに、漢方は、食前と食後を比較しても、効果に変わりはないです。
そうであるならば、飲み忘れる頻度が低い食後に、飲む方がよいです。
それでは、漢方の飲み方の詳細を説明いたします。
レイシ
れいしは、キノコの1種です。レイシの代わりに、同量の干し椎茸でも、代用可です。
1日に、14グラム相当を用います。
体力、免疫力アップ、並びに抗がん作用を目的とします。
サプリメント状のもので、取り入れるのが、もっとも効率的です。
レイシを煎じて用いる方法とは?
れいし14グラムを細かくして、98度くらいの高温を維持できる電気ポットに24時間いれて、成分を抽出します。
そして、ポットからとりだして、スープの部分だけを、1日3回にわけて飲みます。
キノコ系は、かなり長時間、高温で、抽出しないと、成分をしっかり取り出せないので、24時間必要なのです。
ちなみに、私の患者さんには、継続するのが簡単な、レイシのサプリを飲んでもらうことが多いです。
レイシは、どのようなサプリメントが良い?
レイシのサプリで良いものは、十分な時間の熱水抽出(もしくは酵素を使用)をして、レイシの有効成分を抽出したものです。
メーカーによっては1時間という、非常に短い時間の熱水抽出しか、していないところも珍しくありません。
また、レイシを粉末化しただけのサプリもあります。しかし、それは体内で吸収されないので、意味がありません。
さらにいうならば、菌糸体からできたものでなく、子実体から作られたレイシのサプリにされると、さらによいです。
食後に、飲みます。
人参養栄湯(にんじんようえいとう)
免疫力、体力アップを目的とします。
保険で処方してもらえます。主治医にお願いしてみてください。人参養栄湯の代わりに、十全大補湯や補中益気湯でも代用は可能です。粉末の飲み薬です。
1日3袋です。
ネットで購入ならば、ウサイエン一日10gがよいでしょう。
食後に、飲みます。
シモンイモ
雑種化していないシモンイモを、乾燥して粉末にしたものを、一日20グラムを飲みましょう。
抗がん作用が目的です。
シモンイモの飲み方は?
おすすめの飲み方は、トマトジュースや、豆乳ヨーグルトといったどろっとしたものと、一緒に飲む方法です。
それ以外の飲み方は、水、スープにとかしたり、豆乳やミルクに、いれたりして飲んで下さい。
高温に弱いので、高温のスープにはいれないでください。40度より高い温度には、さらさないでほしいです。
蜂蜜でこねて丸薬にして飲んでもよいです。
飲むタイミングは、いつでもよいですが、2回くらいに分けて飲んでほしいです。
大青葉(たいせいよう)と、山豆根(さんずこん)と、一位葉(いちいよう)と、しゃ虫(しゃちゅう)
どれもが、抗がん目的です。
この4種類を一緒にして水に浸して、60分間、煎じて飲みます。
山豆根(さんずこん)
吐き気などでることあるので、10グラムくらいからはじまて、少しずつ増やします。1週ごとに5グラムずつ増やしてみて下さい。
最終的には30グラムにします。
副作用がでたら、教えて下さい。吐き気、胃痛などです。
大青葉(たいせいよう)
副作用が出ることは、非常に少ないです。
一日に20グラムを用います。
一位葉(いちいよう)
一位葉は一日に3グラムを用います。
しゃ虫(しゃちゅう)
一位葉は一日に5グラムを用います。
煎じるやり方は?
約60分間煮出して、葉の薬効成分を抽出することです。
煎じ終わったら、やかんから出して、別の容器にいれ、三等分にして、朝昼晩に飲んでください。
一日に飲む量として10から15グラムならば、水500ccにいれます。そして、強火にして、沸騰が始まったら、とろ火でじっくり、約60分煮だします。
60分後に、約半量になる程度の火力がよいです。あくまで目安なので、厳密に半分になる必要があります。
煎じる漢方の量が多くなるときは、水を多めにします。
煮だしている最中、すべての漢方がひたる水分量で、あれば良いともいえます。
毎日煎じるのがつらいなら、2日分をまとめて煎じて、冷蔵庫にいれて、保存してください。
煎じる容器は、鉄とアルミ製以外ならば、なんでもよいです。
たとえば、ステンレス、ガラス製、ほうろうのものであれば大丈夫です。