食事療法DVD(旧)のバージョンアップの内容
こんにちは。加藤隆佑です。
食事療法DVDをご購入いただきまして、ありがとうございました。
DVDリリース後も、新しい知見が得られたり、多数の漢方や食事療法の指導を通して、DVDでお話していることの修正点が出てきました。
ご一読のほど、宜しくお願い致します。
ファスティングのメニューについて
ファスティング(断食)は、がんを抑える上でとても重要です。
さて、様々な断食の方法がありますが、DVDでお話したものよりも、もっと気軽にできる方法を1つ提案します。長年の食事指導の経験と、その結果より、最近は、以下のものを第一の推奨としております。
セミナーでお話したファスティングメニューと同じくらいに、とても効果的です。
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日中の昼から夕方にかけての6時間以内の間に、以下のような食事をとる。
梅干し
野菜果物ジュースを1から2杯
野菜サラダを1から2杯
納豆(他の発酵食品で代用可)
(計500から600キロカロリー)
残りの18時間は、水分(もしくはお茶)を、多めにとり、
断食の時間とする。
体重、体調をみながら、数日に1回のペースで行う。
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がんの勢いがある場合は、2日(もしくは3日)に1回のペースでやることを、おすすめします。
玄米の食べ方
玄米は、食べ方を間違えると、体に負担を与えるので、注意して食べるように、お話しております。
一方で、注意して食べているつもりでも、体の負担を与えながら、食べてしまっている方も、複数いるという問題があることに、気がつきました。
そのような観点から、玄米ではなく、「3分つきのお米」を第一の推奨にします。
一部の方は、「玄米を食べないと、がんは克服できない」と思われている方もいらっしゃりますが、そのようなことは、ありません。
玄米を食さなくても、がんを克服されている方は、たくさんいます。
どうしても、玄米を食べたい場合は、たまに、食べる程度にしてください。そして、食べるときは、いつもよりも、ゆっくりと、しっかり噛んで、食べることを意識してくださいね。
動物性たんぱく質を極端に制限はしなくてもよいです。
「食事療法を開始するときは、植物性たんぱく質を中心にして、動物性たんぱく質を非常に少なくすること」を、DVDの中で、お話しているところが、あります。
しかし、たくさんの方の食事指導をする過程で、「動物性たんぱく質を非常に少なくすること」は、必要ないことが、判明しました。
植物性たんぱく質であれ、動物性たんぱく質であれ、良質な環境で育てられたものであれば、バランスよく摂取してもらうという対応で、支障はございません。
一方で、良質な環境で育てられた動物性たんぱく質を入手することは、難しいという問題点があります。
しかし、羊肉、鶏肉、卵に関しては、良質な環境で育てられたものを入手することは、それほど難しくはありません。
そのあたりのことについては、DVDでもお話しているので、ご参照ください。
注意点として、動物性たんぱく質が多すぎると、腸内で不消化を起こしやすくなります。
そのような観点からは、「植物性たんぱく質の量>動物性たんぱく質の量」(もしくは「植物性たんぱく質の量=動物性たんぱく質の量」)にした方が無難でしょう。
「野菜炒めのときに、お肉を少しアクセント程度に入れるイメージ」でお肉をとり、「ステーキのようにドカンとお肉を食べること」を避けるイメージです。
良い環境で育てられた卵は、1日に1から2個は、食べると良いです。とても、良質なたんぱく源になります。また、海の汚染はひどいので、魚は週に2から3回程度にしてください。
そのようなことを書きますと、結局のところ、植物性たんぱく質を中心とすることになるのでしょうが、「多少なりにも、動物性たんぱく質を摂取すること」に、抵抗を感じる必要がないことを、強調したいです。
乳製品について
口をすっぱくして、「乳製品は良くないです!」とお伝えしてきました。
しかし、最近になり、乳製品を食べても良いケースがあるという、結論に至りました。
詳細は、以下の通りです。
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よい環境で育てられた牛由来の乳製品であれば、よい。
よい環境で育てられた牛とは、自然に生えている牧草だけを食べて、育てられることが理想。
しかし、そのような牛は、希少であり、有機の飼料を使って、育てられたものも、良しとする。
同時に、日本人の7割が、乳糖不耐症である事実を忘れてはいけない。どれだけよい牛乳であっても、乳糖不耐症の方は、腸の負担になる。従って、ヨーグルトや、チーズという形で摂取するようにする。
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ちなみに、よい環境で育てられた牛由来の乳製品は、少ないです。
ほとんどが、いろんな物が含まれる飼料などで、育てられています。それらは、非常に大きな問題を、引き起こすと考えられます。
そうはいっても、よい環境で育てられた乳製品を探せば、少ないですが、あります。
それを用いて、ヨーグルトを作るのも、よいです。乳がんの方であっても、前立腺がんの方であっても、良いです。
この点は、以前の私の主張と、異なるものですが、今は、上の記載が、正しいです。
もしあなたが、「本当に大丈夫?」と、不安になるのであれば、無理に乳製品を取らなくても良いです。乳製品なしでも、健康的な生活を送れるのですから。
それ以外の修正点
セミナーでは、毒性物質の出ないフライパンとして、スイスダイヤモンドを推奨していました。しかし、それは間違いであり、鉄のフライパンや土鍋を推奨することとします。
今後も、食事療法の内容をバージョンアップする時には、ご連絡いたしますね。
引き続き、サポートメールもご参照ください。