食事療法において頑張りすぎのサイン 9個について解説いたします。
1. 食事が楽しくないと感じる → 「栄養のため」と思いながら、義務感だけで食べている。
2. 好きなものをすべて我慢している → 「これはダメ、あれもダメ」と制限ばかりでストレスが溜まる。
3. 食事のたびに罪悪感を感じる → 少しでもルールから外れると、「失敗した」と落ち込んでしまう。
4. 家族や友人と食事を楽しめない → 一人だけ特別な食事をしていて、孤独感を感じることが増えた。
5. 食事に時間がかかりすぎる → すべて手作り、厳密な計算、完璧な食材選びにこだわりすぎて疲れてしまう。
6. 外食や旅行を楽しめなくなった → 「適した食事がないかも」と気になり、外出を避けるようになる。
7. 体調が悪いのに無理に続けている → 体がだるい、力が出ないのに「健康のため」と無理をしてしまう。
8. 情報を調べすぎて混乱している → ネットの食事情報を追い続け、「どれが正解かわからない」と不安になる。
9. 食材や調理法にこだわりすぎる → すべて有機・無農薬でなければダメ
「完璧にやらないと意味がない」と思っていませんか?
大丈夫です。
ちょっとだけ気をつける
時には手を抜いてもいい
頑張らない勇気も、大事な選択肢
そんなふうに、自分に少しだけ優しくすることが、実は一番長続きする方法だったりします。
食事療法は「無理なく長く続けること」が大切です。
すべて完璧にこなそうとし、できなかったときに減点するのではなく、できたことをプラスに考える気持ちで取り組んでみてください。
その積み重ねが大きな成果につながります。
また、「美味しく、楽しく」食べることも、治療の良い結果につながる大切な要素です。
無理のない範囲でできることから始め、もし心が窮屈に感じたら、たまには好きなものを楽しみながら続けていきましょう。
私がおすすめする1つの方法は、
1、はじめに無理になく、少しの負荷をかける範囲で、できる範囲のことからスタート
2、慣れてきたら、少しずつレベルアップ
3、週に1回は、講座資料をざっと見返す
逆に、「一気に」「完璧に」やろうとしてしまうと、うまくいかないことが多いので、その点だけ気をつけてほしいです。
そのようなことを意識しても、つい完璧にやろうと思ってしまい、心の負担が重くなる時には、
【1】「義務」から「選択」へ言葉を変えてみる
たとえば…
「○○をやらなければ」→「○○を選んでやってみよう」
「毎日○○しなきゃ」→「今日は○○をちょっとだけ取り入れてみようかな」
義務の言葉を使うと、無意識に「できなかったときの自分を責める」構えになってしまいます。
「自分で選んでやること」と捉え直すと、気持ちが楽になり、継続しやすくなります。
【2】「できたこと」に意識を向ける
「やらなきゃ」が強い人ほど「できていないこと」に目が向きがちです。
でも、一日の終わりに、「今日はこれができた」と小さな達成を記録するだけで、気持ちは確実に変わってきます。
「義務感」ではなく「自分を認める感覚」に少しずつシフトしていけます。
【3】「遊び」や「楽しさ」を取り入れる
義務感を軽くするには「遊び心」もとても大切です。
たとえば…
新しい食材に挑戦してみる
盛り付けや器を変えてみる
1週間でご褒美デーをつくる など
「どうしたらちょっと面白くできるかな?」という問いは、義務感を和らげる強力な武器です。
【4】「休むこと」にも価値があると知る
最後にとても大事なこととして、「やらない日」「休む日」にも意味があることを、心にとめてください。
体調や気分によって、毎日完璧にこなすのは誰でも難しいもの。
「今日はお休みの日。明日また選べばいい」と自分をゆるめる日があることで、結果として長く続けることができます。
焦らず、ゆっくりで大丈夫です。
義務感が生まれるのは、それだけ「ちゃんとやろう」とされている証拠でもあります。
その気持ちを否定せず、少しずつ「心地よい方向」にほぐしていけると良いですね。
あとは、こちらの治すための力を引き出すために大切なことも、たまに振り返ってみてくださいね。
(パスワードは数字の22です)