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びわ種の粉末に関する安全性と、代替案について

● びわ種の粉末に関する安全性と、代替案について

こんにちは。加藤隆佑です。

私は、がんの治療に、びわの種を用いることがあります。私のセミナーでもそのようなお話をいたしております。

さて、先日、農林水産省から、ビワの種を食べるのをやめましょうという発表がありました。

以下が、農林水産省のホームページからの引用です。

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種子を乾燥して粉末に加工などした食品の場合は、シアン化合物を一度に大量に食べてしまう危険性が高まります。高濃度のシアン化合物が検出されて回収が行われているビワの種子粉末食品のうち、特に濃度が高いものでは、小さじ1杯程度の摂取量でも、健康に悪影響がないとされる量を超えて青酸を摂取してしまう可能性があります。

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何も知識がない方が、体に良いと思って、大量に摂取する危険が、この発表の背景にあります。

再認識していただきたい事としては、ビワは、漢方の世界で、薬として、使われているということです。

さらに、ビワの種は、摂取量を守ることにより、安全であり、役に立つものになります。

がんの方の摂取量は、一日4グラムです。予防、並びに一部のがんの方は、1日あたり1から2グラムです。

ちなみに、農林水産省が危険視するアミクダリンといった「シアン化合物」は、ビワの種だけに、入っているわけではありません。アンズやモモの種にも、入っています。

そして、アンズやモモの種に関しては、日本の保険診療の漢方で用いられる漢方の材料にも、なっています。

杏仁<キョウニン>、桃仁<トウニン>という名称で用いられています。

ビワの種は、日本の保険診療の漢方では、用いられていませんが、アンズやモモの種と、扱いは、同じです。

ビワ、アンズ、モモと言った種子系のものには、いろんな薬効があるのです。薬という意識で用いれば、非常に有用なのです。

それでは、ビワの種4グラムという量は、安全なのでしょうか?

以前に、「3グラムのアミグダリンを、一気に摂取し、深い昏睡になり、重篤な肝障害により死亡した」という事例がありました。

その事例をもって、「ビワの種4グラムは危険ではないですか?」という質問をされた方がいらっしゃいました。

しかし、ビワの種4グラムの中のシアン化合物の含有量は、種子の重量の数%以下です。つまり、非常に微量です。致死量にも、到底、及びません。

ちなみに、保険診療で用いられる漢方の桃核承気湯には、一日に飲む量として、モモの種は5グラム含まれています。こちらに関しても、シアン化合物として微量になります。こちらも、致死量にも、到底、及びません。

さらに、私や、私の漢方の流派の先生は、数百人の方に、ビワの種4グラムを飲んでもらっています。そして、副作用が出た方は、いません。

もちろん、体質に合わなくて、軽度のアレルギー反応が起きる可能性は0ではありませんが、確率は極めて0に近いと判断しています。

そして、命に関わる副作用が起きることは、さらに考えにくいことです。

最後に、まとめます。

ビワの種は、保険診療でも用いられる杏仁(アンズの種)、桃仁(モモの種)と並ぶものであり、薬という認識で用いることが重要です。

従って、摂取量を遵守することが必要です。そして、副作用が万が一出たら、量を減らす工夫をしましょう。しかし、その頻度は極めて低いです。そして、致死的なことには、なりません。

今後のことですが、今回の農林水産省の発表により、ビワの種の購入が難しくなることでしょう。

代替案を検討しないといけません。そして代替のものとしては、以下を推奨します。

「粉末」というものをご購入ください。

杏仁(あんずの種)

分量については、一日4グラムです(1回4グラムでは無いですよ)。増やしても良いですが、上限は5グラムです。

3回に分けて、飲んでください。

ちなみに、杏仁を注文するときに、お願いをしたら、すりきり1杯で1グラムのサジをつけてもらえます。

インターネットで購入するときは、備考欄に、サジがほしいと記載してください。

サジがあると、楽に計測できることでしょう。

杏仁は、ほとんど副作用はないでしょう。万が一、体調の不調が出れば、少し減らしてください。

減らしたとしても、最低でも、3グラムは必要です。