こんにちは。加藤隆佑です。
自律訓練法という、リラックス状態を作る方法があります。
心療内科といった西洋医療でも取り入れられている方法です。
とても簡単ですので、ご自宅でも簡単にできます。そこで、自律訓練法のやり方を説明します。
準備〜背もたれのあるイスに座る。
もしくは、あおむけに寝てもよいです。
ベルト、時計、眼鏡など、体を締めつけるものは、はずしてください。
暗く、静かな場所で、行ってください
手順①両腕・両脚に重さを感じる
1、利き腕に意識を向ける。利き腕が右なら、「右腕がとても重たい」と心の中でゆっくり繰り返します。
2、逆の腕も同様に行います。
3、右脚全体に意識を向けます。「右脚がとても重たい」と心の中でゆっくり繰り返してください。
4、逆の腕も同様に行ってください。
以上のプロセスを通して、両腕、両脚が重いことを感じるようになります。
手順②両腕・両脚に温かさを感じる
1、利き腕に意識を向ける。利き腕が右なら、「右腕がとても温かい」と心の中でゆっくり繰り返します。
2、逆の腕も同様に行う。
右脚全体に意識を向けます。「右脚がとても温かい」と心の中でゆっくり繰り返します。
3、逆の腕も同様に行います。
以上のプロセスを通して、両腕、両脚が温かいことを感じるようになります。
手順③
心臓に意識を向け、「心臓が静かに打っている」と心の中でゆっくり繰り返します。
手順④
呼吸に意識を向け、「自然に楽に呼吸している」と心の中でゆっくり繰り返し、腹式呼吸を行います。
手順⑤
おなか、胃の辺りに意識を向け、「おなかが温かい」と心の中でゆっくり繰り返します。
手順⑥
額に意識を向け、「額が心地よく涼しい」と心の中でゆっくり繰り返します。
さて、自律訓練法では、めまいや脱力感などが、生じることもあるため、訓練の後は消去動作を行うことが推奨されています。
【消去動作】
ゆっくり目を開ける。
手を前に出し、力を入れてグーの形を作る。
勢いよくパーの形に開く。
ちなみに、リラックス効果を期待している場合は、手順2までを練習すれば十分です。
10分から20分程度で、1日2回行うとよいです。