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がんに効果のある漢方と、漢方の煎じた方を医師が解説!

漢方  

こんにちは。加藤隆佑です。

本日は、漢方の煎じ方をご説明いたします。

ちなみに、煎じるとは、漢方を煮出すことによって、漢方の有効成分を抽出することです。

さらに、がんに効果のある漢方も、ご紹介いたします。

漢方の煎じ方とは?

水をいれて、漢方が、全部が浸るようにします。

10グラムくらいの漢方であれば、水500ccくらいでよいでしょう。

強火にして沸騰させたら、軽い沸騰の状態を維持できるくらいの弱火にして、60したら完成です。

煎じる際に、細かなことにこだわる必要はないです。

以下のさえ、満たされていればよいです。

  • 沸騰させ続けることと
  • 煎じわったときに、漢方がすべて、水に浸っていること

漢方を煎じ終わったときに、漢方が水に浸っていなければ、「浸っていない漢方に含まれる成分」を、抽出できていない可能性が生じてしまいます。

さて、煎じ終わったら、生薬を取り除きます。

これを2から3回にわけて、飲みましょう。

もし煎じた液体の量が多くて飲むのが大変な場合は、さらに沸騰させて、濃縮させて、量を減らして飲んでいただいてもかまいません。

最後に、注意点です。鉄製のもので煎じるのは避けましょう。

ステンレスやガラスはOKです。

私は、ヤカンで煎じています。

がんに効果のある漢方とは?

キノコの抗がん作用

キノコ系のものには、免疫力をアップさせ、抗がん性のある成分を含むものが多いです。

れいし、かいじ、チャーガ、カワラダケ、たもぎだけ、めしまこぶ、やまこぶし、紫シメジ、アガリスク、あぎたけ、まいたけ、はなびらたけ、椎茸など。

ただし、それ相応の量を摂取する必要があります。

多くの人は、摂取量が足りません。

抗がん性があると言われていたが、実際のところは抗がん性が無い漢方

世間では、抗がん性があるかもしれないと言われている漢方でも、実際は、抗がん性がないものは、たくさんあります。

そのようなものを列挙します。

  • アロエベラ
  • カラスノエンドウ
  • カワラヨモギ
  • ニチニチソウ
  • 藤瘤
  • カシ
  • 菱実
  • ヨクイニン
  • マンジェリコン
  • ボルトジンユ
  • モリンガ
  • オオバコ
  • スベリヒユ
  • ドクダミ
  • タラノキ
  • サンジコ
  • 威霊仙
  • 猫目草
  • 白英
  • 半辺連
  • リュウキ
  • ケンジン
  • サンリョウ
  • アカネ
  • イワヒバ
  • イノモトソウ
  • カナムグラ
  • ギシギシ
  • フヨウ
  • アゼムシロ
  • ヘビイチゴ
  • キツネノマゴ
  • アキノタムラソウ
  • キランソウ
  • ノニ
  • ブルーグリーンアルギー
  • センプクカ
  • エキナセア
  • ハマジシャ
  • ショウマ
  • シカシャ
  • コジョウコン
  • レンニク
  • ゴレイシ
  • カイカ
  • クセキ
  • ゲンジン
  • ソウカク
  • タヒボ
  • テンキシ
  • タクシツ
  • ケンパク
  • カロコン
  • オウヤクシ
  • サンリョウ
  • リュウキド
  • セキリュウヒ
  • カロニン
  • キョウオウ

これらの中には、免疫力をアップさせて、がんを抑えるものもあります。

しかし、そのようなものは、厳密な意味では、抗がん性があるとは言いません。したがって、抗がん性がないものとして、分類しています。

抗がん性のある漢方

抗がん性が、少ししかないものから、かなりあるものまでを列挙します。

  • マタタビ
  • 紫根
  • サルトリイバラ
  • アカメガシ
  • 純粋種のシモン
  • ヒメヒオウギズイセン、
  • クサスギカツラ
  • ホウセンカ
  • カニクサ
  • カギカツラ
  • 青黛
  • 一位葉
  • 白花蛇舌草
  • 半枝連
  • オウフルギョウ
  • センカクソウ
  • ソホウボク
  • びわの種、杏仁
  • 莪朮(ガジュツ)
  • 大青葉
  • 山豆根
  • 一位葉

これらをどの程度の量を用いて、どのように組み合わせるかが大切となります。

私は、レイシ、一位葉、白花蛇舌草、半枝連、杏仁、純粋種のシモン、大青葉、山豆根を用いることが多いです。

とても効果があります。

免疫力を高める漢方

補中益気湯、人参養英湯、十全大補湯、ウサイエン

以上のものをうまく利用することが、がんの克服につながります。

さて、がんの治療を克服するには、漢方をうまく利用すると、よいです。

そのために必要なことは、こちらで学ぶことができます。

 

執筆医師:加藤隆佑


癌治療認定医
内科学会認定医
消化器病学会専門医
消化器内視鏡学会専門医
肝臓専門医

札幌禎心会病院がん化学療法センター長

(2021年9月までは、小樽協会病院消化器内科に所属)

消化器領域のがん(食道、胃、すい臓、肝臓、胆のう、大腸)を専門としつつ、がん全般についてアドバイスをしています。

緑書房より「抗がん剤治療を受けるときに読む本」と、「大腸がんと告知されたときに読む本」を出版。

加藤隆佑医師の論文

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